FXと外為用語 株主とはエロイカより愛をこめて 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: ナビゲーション, 検索 ウィキポータル 漫画作品 日本の漫画作品 漫画家 日本の漫画家 漫画原作者 漫画雑誌 カテゴリ 漫画作品 漫画 - 漫画家 プロジェクト 漫画作品 - 漫画家 『エロイカより愛をこめて』(えろいかよりあいをこめて)は、青池保子の漫画作品。1976年から秋田書店の少女漫画雑誌「プリンセス」に長期連載されている。(一時中断あり。後述) -------------------------------------------------------------------------------- 注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。 -------------------------------------------------------------------------------- 目次 [非表示] 1 概要 2 作品一覧 3 登場人物 3.1 主要人物 3.2 伯爵の部下 3.3 NATO情報部 3.4 ロシア対外情報庁(SVR)/ソ連国家保安委員会(KGB) 3.5 アメリカ中央情報局(CIA) 3.6 イギリス情報局秘密情報部(SIS) 3.7 フランス対外治安総局(DGSE) 3.8 中国文化局 3.9 その他の人々 4 作品の影響 4.1 他作品での登場 5 ドラマレコード 6 メディア紹介 7 関連作品 8 関連項目 9 参考文献 10 脚注 [編集] 概要 北大西洋条約機構(NATO)の情報将校「鉄のクラウス」ことクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐(以下、少佐)の作戦行動に、美術品窃盗犯の「怪盗エロイカ」ことドリアン・レッド・グローリア伯爵(以下、伯爵)が介入して騒動を引き起こす、コメディ色を含んだスパイ活劇である。少女向け漫画ながら、綿密な考証と細部まで書き込まれた緻密な絵柄により、大人の男性ファンも獲得しており[1]、『魔弾の射手』や『Z -ツェット-』など、コメディ色を排した外伝・スピンオフ作品も発表されている。 連載開始当初は青池の出世作『イブの息子たち』のパターンを踏襲し、主役はそれぞれ異なった個性を持ち、超能力を操る3人の少年少女、猥雑なドタバタギャグに加え、主人公を16歳の少女・プラムから始めるなど、少女漫画らしい手法を展開していた。しかし作品No.2「鉄のクラウス」で初登場した少佐の硬派なキャラクターが受け、主役が交代。東西冷戦の渦中で少佐の活躍を描くスパイ物へと変貌した。以後はソ連国家保安委員会(KGB) との情報争奪戦、冷戦が終結した1990年代以降は、テロリストを相手にしたロシア対外情報庁(旧KGB)との共同作戦が主要なものとなり、この2つの勢力の間で美術品の窃盗をはたらく伯爵が争いに巻き込まれるというパターンが基本となっている。 1986年に展開された作品No.14「皇帝円舞曲」を境として、1995年まで連載が一時中断されている。このような長期の中断があった背景には、連載中断の時期に青池が中世ヨーロッパを舞台とした作品に傾倒していたこと[2]、中断期間中に冷戦が終結したため「西側対東側」という単純な対立軸を基本とした物語を構成できなくなり、再開に対し青池が及び腰となっていたこと[3]などが挙げられる。このため、再開時には軍事評論家の岡部いさくを脚本アドバイザーとして迎えている。 [編集] 作品一覧 作品とサブタイトルは以下の通りである。本編のNo.1からNo.5まではサブタイトルがない(文庫版ではタイトルがつけられている/以下「文」で記載)。番外編は本編から全く独立しているわけではなく、時間的にも内容的にもその前後の本編とつながりのあるエピソードとなっている。ただし、『小銭王ジェイムズI世伝』だけは例外で中世に舞台をとった内容である。 No.1 (超能力者3人組と怪盗エロイカの話/文:千のキス) No.2 (エーベルバッハ少佐の所有する絵画『紫を着る男』をめぐる話/文:鉄のクラウス) No.3 (アキレス像に隠されたマイクロフィルムをめぐる話/文:アキレス最後の戦い) No.4 (ギリシャ海運王が持つ仏像とソ連の女スパイをめぐる話/文:ギリシアの恋) No.5 (伯爵の城の近所で行なわれる東西両首脳の会談をめぐる話/文:劇的な春) No.6 イン・シャー・アッラー No.7 ハレルヤ・エクスプレス No.8 来た 見た 勝った!! No.9 アラスカ最前線 <番外編> 特別休暇命令 不動産 No.10 グラス・ターゲット <番外編> ミッドナイト・コレクター No.11 9月の7日間 <番外編> パラダイス・PARTY No.12 笑う枢機卿 <番外編> アラスカ物語(付・シベリヤ物語) <番外編> ロレンスより愛をこめて・1 <番外編> ロレンスより愛をこめて・2 No.13 第七の封印 <番外編> ロレンス君のお便り気分 <番外編> インターミッション FX <番外編> ケルンの水 ラインの誘惑 No.14 皇帝円舞曲 <番外編> 小銭王ジェイムズI世伝 (ここまでが最初のシリーズで、これ以降が一時中断後の新生シリーズとなる) No.15 ノスフェラトゥ No.16 熊猫的迷宮 No.17 トロイの木馬 <番外編> エーベルバッハ中佐 No.18 パリスの審判 No.19 ポセイドン2000 <番外編> ローマの道は暴利の道 <番外編> メテオラな日々 No.20 ビザンチン迷路 先物取引 <ビザンチン迷路 番外編> 瑠璃色事件 <番外編> 心理実験プロジェクトS <番外編> 少年たちの黄金伝説 No.21 ケルティック・スパイラル <番外編> ケルトの幻想 マダムの妄想 <番外編> 聖夜の善き訪問者たち なお、『Z-ツェット-』シリーズの中の「ツェットの幸運」は「No.12 笑う枢機卿」と「No.13 第七の封印」の間のエピソードである。 [編集] 登場人物 [編集] 主要人物 ドリアン・レッド・グローリア伯爵 、怪盗エロイカ(Earl Dorian Red Gloria as Eroica) FX 国際指名手配を受ける世界的な美術品泥棒。長い巻き毛の金髪を持つ美形のイギリス人。表向きは美術品蒐集家として知られる貴族で、中世ヨーロッパ美術について豊富な知識を持つ。主要居留地のロンドンに居館を構える。男色家。少佐とは彼が所有する肖像画「紫を着る男」を巡って対立し、当初は犬猿の仲であったが、次第にその美点に惹かれ始め追い回すようになる。しばしば少佐の任務を妨害するが、時に利害の一致により共同で行動することもある。初期には数十人の部下を抱えていたが、物語が進むにつれボーナムとジェイムズ以外は登場しなくなり、中盤以降はジェイムズを厄介払いしてボーナムのみと行動を共にすることも多い。 海賊の子孫という設定であり、その先祖は青池が1977年に発表した『七つの海七つの空』の主人公ルミナス・レッド・ベネディクトである[4]。「海賊の先祖が手柄を立てて爵位を授かった」という発言から、爵位を授かったのもルミナスであると推測される。 口癖は「Good luck!」「エロイカより愛をこめて(from Eroica with love)」「私はプロだよ」。作画モデルはイギリスのロック・バンドLed Zeppelinのボーカリスト、ロバート・プラント[5]。 FX クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐、鉄のクラウス (Major, Klaus Heinz von dem Eberbach) NATO情報部少佐。黒髪、長身、強面のドイツ人。非常に有能な情報将校であり、東西両陣営から“鉄のクラウス”と称される。ハプスブルク家の末裔であり、執事・召使と共にボン近郊にある祖先伝来の城に住む。『七つの海七つの空』でルミナス・レッド・ベネディクトの敵役として登場するティリアン・パーシモン(「紫を着る男」のモデル)、『アル・カサル -王城-』の主人公・ペドロ1世の子孫にも当たる[6]。 任務について謹厳な態度を貫き、無能な部下には容赦なくアラスカ・ジュノー支部への左遷を命令する。「笑う枢機卿」編の後には、有能と認めたZ以外の25人を全てアラスカに送ったこともある。任務一筋で俗事についての関心が極端に低く、NATO内でも非常に高い人気を持ちながら独身。周辺にしばしば出没する伯爵のことも「軽薄なナルシスト」と毛嫌いしているが、泥棒としての腕を任務に利用することもあり、その能力については一定の評価も与えている。美術オンチであるが美的感覚は持ち合わせており、戦車、特にレオパルド戦車とその車体が持つ鋼鉄の質感を愛する。 経費の濫費と人使いの荒さから上部との折り合いがままならず、有能さは誰もが認めながら出世は遅く「万年少佐」と陰口を叩かれている。しかし番外編では情報部以前に所属していた機甲科に異動し、中佐に昇進したこともある。 シーザー・ガブリエル、シュガー・プラム、レパード・ソリッド 本作の主人公と設定されていた、イギリス人の三人組。三人とも超能力者であり、美少年であるシーザーを伯爵が男色の「ターゲット」としたことから、超能力を駆使して伯爵と戦うが痛み分け。その後も伯爵を好敵手的存在として三人の物語が続くかと思われたが、次に登場した少佐に人気を奪われフェードアウト。「アキレス最後の戦い」編を最後に、インターポールの刑事「タラオ・バンナイ」と共に二度と姿を見せなくなってしまった。 [編集] 伯爵の部下 ジェイムズくん 伯爵の部下で、会計係を務める。ケチと貧乏に快感を覚える変人。初期は伯爵を取り巻くハンサムの一人として登場しており、少々吝嗇傾向のある普通の計理士だったが、次第に吝嗇と不潔と意地汚い性格が強調されるようになる。接ぎだらけの衣服を愛用していたり、腐敗した果物、汚れてカビ臭い牢獄等の貧乏くさいアイテムが好きといった性格が付加され、金のにおいを物理的に嗅ぎつける、飲み込んだ物を随意に吐き戻す、ネズミやネコの大群を操るなどといった人間離れした能力を見せるようになっていった。伯爵や少佐の周辺からは「ドケチ虫」「宇宙人」などと称され、KGBからも「西側一の吝嗇家」と認識されている。作中でFBIから取り調べを受け名前を問われた際に「生まれたときからジェイムズくん」と回答しており、本名は不明。 作画・命名モデルはLed Zeppelinのギタリスト、ジミー・ペイジ。「ジェイムズ」は「ジミー」の正式呼称であり、吝嗇キャラクターはペイジが極端な吝嗇家であるという噂を元にしたものである[4]。 |